法人番号90200-05-013516
  
Rescued Animal Network
Association Inc.
横浜本部

一般社団法人
レスキュード アニマル ネットワーク R.A.N.

私たちはペットと人間が100倍幸せになる活動をしていきたいと思います。

Beloved Animals!Enjoy living together with animals!

更なる活動趣旨   & 代表の独り言                                                                            

私は大腸癌をわずらいました。

昭和医大の教授に、転移さえなければステージ4なんだけどね~と言われるほどの状態で、
大腸一周癌で取り囲まれていて、肝臓に影、リンパも腫れていました。

しかし、いざ手術してみたらリンパ転移も無く、肝臓の影はのう胞でした。

末期に近い進行癌で奇跡的に生き延びてしまいました。

術後にたくさん歩かなければならないということで、散歩のお供になるし、
娘が犬を欲しがっていたので、これがきっかけでクレアを迎えることになったのです。

それまで私はライブハウスを経営していて、(飲食のできる昔ながらのライブハウス)仕込みや
勤務時間も長いので15年ほど犬を飼っていませんでした。
犬大好きな私としては、飼っていなかったのが不思議だったのですが・・・

クレアを迎えてからボーダーコリーレスキューのメンバーになり、保護活動をお手伝いしていましたが、
残念なことに、家族とは私が手術の後遺症でリンパ節を取れるだけ取った際に自律神経もかなり傷ついて
しまったため、情緒不安定になってしまい家族と別れてしまいました。

自分でもなぜこんなにイライラするのかわからずにいましたが、別れてから後遺症だと知りました。

癌自体はとりあえず何とかなったのですが、後遺症で仲の良かった家族が崩壊してしまいました。

元々動物嫌いの元妻と娘から、私とクレアは飼育放棄されて捨てられてしまいました(笑)

しかし、クレアはどんな時でも私を必要としてくれました。

癌の私を支えてくれていた家族だったのに、自分でもなぜこうなったのかも理解できず、癌でそのまま
死んだほうがよっぽど幸せだったと運命を呪いました。

自律神経から精神的に不安定な上に、身体的にも血圧が上が85しか無い状態で、生きる気力すら
失いかけていました。

フェイスブックやインスタグラムの仲間たちが、クレアちゃんにはパパが必要だから、クレアちゃんの
ために頑張って!とたくさん励ましてくれました。

一人ぼっちになってしまったと思っていた私に、クレアはいつもそばから離れずにいてくれました。

もしもクレアがいなかったら絶望から立ち直れなかったと思います。
犬の癒し効果は絶大です。

だからクレアとクレアの仲間の犬たち、捨てられたペットたちを助けるために生きようと決心しました。
クレアに命を救われたようなものです。だから今度は私が犬やペットの命を救う番です。

神様が私を生かしといた理由はそこにあるのかなと感じています。

私は現在もボーダーコリーレスキューネットワークのメンバーであり、自分の団体の代表でもあります。


うちの団体の特徴は、譲渡不適正犬といわれる噛んだり、威嚇したり、暴れたり、病気だったり、
高齢だったりの、即座に処分されてしまう可能性のある犬を保護しています。

現在うちの保護犬のほとんどが、人を噛んだり威嚇したりと問題を抱えた子なんです。

噛む犬は保護団体でも敬遠しますし、保健所に持ち込まれたら即座に殺処分されてしまいます。
そんな子を優先的に保護して、矯正訓練をして問題を無くしてから新しい飼い主を探すという事を
やっています。

噛む犬ですから、噛まなくするだけでも長い時間が必要です。
それにめっちゃ怖いです・・・

もちろん噛まれて怪我もします。全力で向き合わないと犬には伝わりません。
完全に安全な犬にしつけ直すには、年単位の時間が必要です。

最初の動画が犬に暴言を吐いて脅して不愉快だとの評価をたくさん頂きました。
動物虐待団体だという人もたくさんいます。

しかし、私の経験上では一度人を噛む事を覚えた犬は力にしか屈服しないのです。

このハイジも9ヶ月かけて甘えるところまで矯正できました。

人を噛まなくなり、甘えることを知った犬は幸せだと思います。




方法はどうであれ、結果的に噛まなくなり人と仲良くできるようになったのは事実であり、
結果が伴っている以上これはトレーニングとして有効な一手段だと思います。

里親が見つけやすい純血の温和な小型犬が保護団体としては一番望ましいのは事実です。

でもうちの団体は他では手に負えない子たちを、殺処分数にすら数えてもらえない

闇に消えていってしまう命を救いたいと思います。

先天性の脳障害でも無い限り、噛むようにしたのは人間の責任です。
殺される理由など何一つありません。

8歳の人噛みの柴犬だってこの通り、8歳からでもちゃんとトレーニングすれば
よちよち歩きの子供でも安心して触れるような犬になれるのです。

活動資金は駅前の募金活動でなんとかまかなっています。

私が犬にトレーニングを施せるので、噛み犬を矯正して誰でも触れるような安全な犬にして
募金活動や啓発活動が可能なので何とかがんばっています。

よそに見放されて殺されてしまう命を救うのが、矯正トレーニングを入れられる私の役目なのかなと
思っています。

もっと資金があれば、大型犬の問題犬なども引き取れるのですが、トレーニングする場所や
預かれる場所も無いので今は中型くらいが精一杯なのですが・・・

もっともっと問題犬を矯正できるトレーナーを増やして、問題犬をたくさん助けられるように
したいというのが大きな一つの夢です。


もうひとつ大きなテーマがありまして。

それがうんち拾い隊を始めとする、人と犬との共存関係改善です。

犬は軍用犬や警察犬、麻薬探知犬、爆発物探知犬、救助犬、盲導犬、セラピードッグ
癌探知犬、などたくさん人間のために働いています。

なのに世の中的には、犬嫌いの権利がはびこっています。

もちろん一部の犬を飼う人のマナーもかなり問題です。

犬という動物はこんなにも人間のために過酷に働いていて、いつ災害が起きて
犬に救われるかもしれないのだから大切にしようという考え方を広めたいのです。

そこから命の尊さを学んで欲しいと思います。

まずは小学校などでふれあい体験を無料で実施して、(セラピードッグを使っての
ふれあい体験を希望する学校が最近増えてはいるのですが、金額的に高いことで
犬嫌いの親が猛反対して実施出来ないのが現状です。)

無料なら反対意見も何とかできますしね。

そこで犬の知識、知らない犬をうかつに触ってはいけないことや、犬の触り方
犬のそばを自転車で通るときはすぐ近くをスピードを出したまま通らない、
サービスドッグを見かけたら触ってはいけないことや、道を譲ることなど。

救助犬が足を血まみれにしながら人を助けていること。

犬は人間より優れた能力を持っていて、犬の力を借りないと人間にはできない事を
犬にやってもらっていることなどなど。

癌探知犬が97.7%もの確立で、最先端の機器でも見つけられない初期癌まで血液の臭いを嗅ぐだけで
見つけられること。

犬の能力でどれだけの人の命が救われることでしょう。

だからこそ人間は犬の好き嫌いはあっても、犬を大切にしなければなりませんし、ましてや
殺処分などしてはいけないと思います。

そしてクレアに校庭でディスクを披露させて、犬と人間はこんなに楽しく遊べるようになれる
というのを実体験してもらい、正しい犬のしつけ方法や接し方も小さいうちから
学んで欲しいと思います。

大人や飼い主さんたちにも、飼い主がどうやったら犬をしつけられるのか、
どうしたらより理解しあえるのかという、犬のしつけ教室ではなくて飼い主のしつけ方法の
勉強会を実施していきたいと思っています。


もっともっと犬と入れる老人ホームも増やしたいですし、大型犬の飼える賃貸も増やしたいし、
大型犬も電車やバスに乗れる世の中にしたいです。

雨の日にトイレ散歩できる高架下の犬用遊歩道や運動スペース、アスファルトやコンクリートだらけの
街中だから、中・大型犬がおしっこすると大量のおしっこが流れてしまいます。
これ全部洗い流そうとしたら何リットルの水を持ち歩けばいいのでしょう?

ところどころに地面が土の犬用トイレスペースがあれば、おしっこ問題だって
減るのではないでしょうか?

そして病室にも、さすがに個室限定になるでしょうけど、愛犬が面会できるようにしたいです。

ましてや最期の面会など病院が許可してくれるようになるといいんですけどね。

犬用面会室なんかあったらいいんですけど。


やりたいことは山ほどあります。

でもコツコツと命を救う活動を通じて、活動理念・趣旨に賛同頂ける方が少しずつでも
増えていつか夢が現実にできたらいいと思います。


代表理事 河合 弘

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

inserted by FC2 system

inserted by FC2 system